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上手なお手入れ方法


上手なお手入れ方法

ダニは次の3つの条件が揃うことによって繁殖します。

  • 室内温度が20〜30度、湿度60〜80%
  • エサ(塵)があること
  • 潜んで卵を産める場所があること

とくに大量発生する条件は25〜28度で湿度が70〜80%という高温多湿の条件がダニの繁殖に最も適しております。最近の住宅は冬に室内の温度・湿度を夏並みに高く維持(安定)させる家庭が多いため冬でも夏と変わらないダニの数が検出される事例もあります。人間に快適な生活温度・湿度は、ダニにとっても快適であります。

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次のような条件下ではダニが発生する場合があります。次のことを注意してください。

  1. 1.掃除をまめにしない。
  2. 2.たたみの上にジュータンやカーペット等の重ね敷きをする。
  3. 3.窓を密閉し室内に風を入れない。
  4. 4.水分を多く含んだ雑巾でふき掃除をする。
  5. 5.室内で犬、猫、小鳥等のペットを飼う。
  6. 6.菓子等の食べこぼしをする。
  7. 7.洗濯物を室内に干す。
  8. 8.加湿器を過剰に使用する。

■い草製品には最初ダニはついていません。

最近、ダニがアトピー性皮膚炎や小児喘息などの原因とされ問題になっていますが、い草製品には、最初ダニはついていません。
使い方やお部屋の環境によってダニが発生するのです。ダニの住みにくい環境をつくることが大切です。

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■ダニの住みにくい環境づくりをしましょう。

  • 天気の良い日は通気を良くして室内の乾燥をして下さい。
  • 家の中を清潔にして、ダニのエサとなる食べカス・フケ等を除去して下さい。
  • い草製品も天気の良い日に裏干しをして湿気をとって下さい。
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1
い草製品は変色を防ぐため、泥染め加工が施してあります。(カビ・汚れではありません。)ご使用になられる前に必ず表裏とも軽く空拭きをして下さい。
強くこすったり、水拭きは変色の恐れがございますのでおやめ下さい。
2
い草製品は大変湿気を嫌います。湿気の多い所でのご使用は、カビ発生の原因となりますので充分ご注意下さい。 時々窓を開け風を通し、湿気を防ぐ事も大切です。
3
万一、カビが発生した際は、早目に日影で裏干しを行い、風通しの良い場所でブラシ等でカビを掃いて下さい。(直射目光が当ると日焼けや変色の原因となります。)
4
い草製品の汚れは、かたくしぼった雑巾で軽く拭き取って下さい。 強くこすったりすると変色の恐れがあります。
こぼれた液体は出来るだけ早く乾いた雑巾で軽くたたいて吸い取れば取れます。この時は洗剤は不要です。
5
収納の際は、よく陰干しをした後、湿気の少ない乾燥した暗い所へ保管してください。